2004年(平成16年)11月1日号

No.268

銀座一丁目新聞

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お耳を拝借(112)

「水と脳の深い関係」

芹澤 かずこ

 前回でも書いたように知らず知らずのうちに起こっているかも知れない中高年の隠れ脳梗塞も、水を上手に飲むことでネバネバになった血液をサラサラな状態に戻すことが出来るといいます。「のどが渇いた」と感じる時は、既にかなりの脱水症状がすすんでいるので、意識的に水分を補給する必要があるとのこと。
 特に運動などで多量に汗をかいた時は、水ではなくスポーツドリンクが有効とか。体の中で有用な働きをしていたナトリウムやカリウムなどのイオンが、汗と一緒に排出されてしまうので、これらの成分を速やかに補給する必要があるからだそうです。この時にミネラルを補給せずに水だけを体内に取り入れると、脳の中にある血液の濃度を計るセンサーが、血液中の水分が多すぎると判定して、尿の量を増やして水分を排出しようとするので、せっかく水を飲んでもなかなか脱水状態から回復できないのだそうです。
 ゴルフの後のビールは喉の渇きを癒すには最高ですが、利尿作用があるので却って脱水症状が進んでしまい、夏場にゴルフ場で脳梗塞になる人が多く見られるといいます。ゴルフばかりでなく脳梗塞の不安がある人は、お酒を飲む時は水やお茶を必ず一緒に飲むように!!



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