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言いたかないけど、底厚シューズには超ムカつく
山崎れいみ 春爛漫、サクラ満開……最高の季節なんだけど、着るものにはいささか苦労するのもこの季節。厚ぼったいものさっと脱ぎ捨てて、ぐっと身軽にいきたいと思うのだが、どっこい花冷えなんて日などあって、しまい込んでいたコートを出さなければならないくらい寒い日もある。そこで出掛けてみました。渋谷あたりの若モンはいったいどんなかっこうしてるんだろう? と。 コートあり、薄ものの重ね着あり、皮ジャンあり、早くもTシャツあり…… E T C。ともかく一口に言ってサエませんでしたねぇ。 コートは薄汚れていて汚らしい、重ね着はなんとなく貧乏くさい、皮ジャンもヨレが進行してて異臭を放っているみたい。オシャレは一呼吸早いのが本ものとはいうが、Tシャツはいかにも寒々しい。 一つ一つ文句をつけたが、文句の極めつけは底がメチャクチャ分厚いあのシューズ!(見たんですよ、ワタシ。高さ 15センチはありそうな半長靴の女の子が、見ン事スッテンコロリンしちゃったのを)この危険極まりないおクツをみなさん履いていらしゃる。女の子だけかと思っていたら男の子までも――。 底厚の靴と端境期の若モンのファッションてのは、どうひいき目に見ても超ミスマッチ。せめて履き古したスニーカーにしてたら、洋服の薄汚いのとそれなりにバランスがとれるのに、ナーンて言うのは、やはりオバさんかな。 このページについてのお問い合わせは次の宛先までお願いします。 |