2002年(平成14年)7月10日号

No.185

銀座一丁目新聞

ホーム
茶説
追悼録
花ある風景
競馬徒然草
安全地帯
映画批評
GINZA点描
横浜便り
水戸育児便り
お耳を拝借
銀座俳句道場
告知板
バックナンバー

安全地帯(15)

−草の根のミュージカルに感動す−

−真木 健策−

 

 甥の竹本敏彰君(朝霞市)がミュージカル座(ハマナカトオルさん主宰・さいたま市常盤)にいる。背は小柄で声はハスキーである。歌はあまり上手ではなかったが、練習のお蔭で上手くなった。演技もなかなかのものである。いまは座の中堅クラスである。
 劇団は1995年創立で、団員60人、男性10人ほど、あとは女性である。新作ミュージカルを東京を中心に近県で公演している。劇団四季にいた吉岡小鼓音さんや伊東恵里さんらも参加している。これまでに作曲、音楽監督、山口e也さん・作詞、演出、ハマナカトオルで「ルルドの奇跡」、「アイ・ハブ・ア・ドリーム」、「アイシュタイン・フォーリーズ」、「ブロードウェイ殺人事件」などを手掛けた。
公演は東京・品川の六行会ホールや練馬光が丘のIMAホールなどの小ホールで行っているが、いつも200人から300人の観客が来る。
 ユーモアあり、笑いもあり、若さ一杯のお芝居に観客は惜しみない拍手を送る。団員たちは芝居をやりたくてやりたくてしょうがない連中である。芝居ができる喜びを体一杯に表している。それがよくわかる。感動を呼ぶ。フアンが次第に多くなるように祈りたい。

このページについてのお問い合わせは次の宛先までお願いします。
www@hb-arts.co.jp