2004年(平成16年)2月10日号

No.242

銀座一丁目新聞

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山と私

(3)
国分 リン

−あったかスキーは野沢温泉−

  2月6日(金)夜の11時、原宿に若者達が続々と重い荷物のカートを引きスキーやボードを持ち集まってきた。スキーツアーの集合場所なのだ。各地のスキー場行きのバスに
散ったが、9割以上が若者でスポニチ仲間の我々はちょっと場違いな感じのだが、料金の安さと宿の手配の安易さに申込み済みで何事も経験と乗り込む。夜行バスは山行きで何度も経験済みなので眠る事は出来た。
 野沢温泉スキー場は毎年一回は滑りにきたいスキー場で、その上大好きな村営の温泉が13箇所もある。村中総出であたたかくスキー客を迎えてくれる。リフトやゴンドラ乗り場のあちこちで「有難うございました」が良く聴かれた。
 2泊3日の中日は朝から青空が広がり、絶好のスキー日和、真湯ペアリフトから日影ゴンドラへ乗り継ぎ上ノ台ゲレンデへ、あまりの天気の良さに毛無山の頂上へ早く行く事にした。やまびこゲレンデを目指し乗ったリフトからの周囲の木々たちは真っ白い花を一面に咲かせキラキラ輝いている。白一色の大地にダケカンバの肌色の木立に咲く雪の華が見事だ。こんな景色が観れるのも1,700m地点の山からの贈り物と想う。前日は曇っていて周りが何も見えないながら、下見をしていたのでスムーズに頂上に着くと360度の展望であったが、まだ未知で山の名前が判断できず、残念だった。頂上の雪はまた格段で少々のコブも平気で滑り降りる事が出来た。前回まで緊張で固まって滑っていた斜面もリラックスして滑れるようになった事を発見できたのも今回のスキーの大収穫でした。
 宿へ帰ってからの野沢の楽しみは外湯巡り、今回は朝夕合計で8箇所もはしごをし心も
体もほっかほか。
 野沢村の皆様、気持ちの良い温泉に入れて頂いて有難うございました。
 

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