食事を摂ると体は自ずと温まるものだと思っていたが、物によっては却って体を冷やしてしまう食べ物があるという。
そう言えば柿は冷えるから夜はたくさん食べないようにと、こどもの頃に注意された記憶があるし、「秋茄子は嫁に食わすな」と言われているのも、茄子は体を冷やすから若い女性や妊婦によくないという説と、こんな美味しい物は嫁には食べさせたくない、という嫁いびりの説があるが、両方だろうか。
他にどんな食べ物が体を冷すのかと言うと、刺身・きゅうり・レタス・セロリ・トマト・ほうれん草・大根・たけのこ・西瓜、メロン・梨・バナナ・アボガド・かに・あさり・豆腐・小麦粉・白砂糖・マヨネーズ・酢・牛乳・ビール・緑茶・コーヒー・ケーキ・カレーライスなど。
反対に体を温める食べ物は、葱、人参、ごぼう、れんこん、かぼちゃ、やまいも、桃、りんご、さくらんぼう、さば、いわし、うなぎ、もち米、ラーメン、とり肉、羊肉、牛肉、赤ワイン、日本酒、焼酎、香辛料(唐辛子・にんにく・生姜)、紅茶、干しあんず、干しプルーン、和菓子、塩、味噌、醤油、梅干しなど。特に塩は白いものよりミネラルを含む荒塩がおすすめとか。
区分けが難しいが、こうして列記して見ると、体を冷すという食品は野菜は水分が多く、体を温める方は根菜類が主。何となく判るような気もする。もともと冷え性の体質の人が体を冷す食べ物を摂ると、より体を冷してしまうらしい。
漢方では体を冷やす食べ物は火を通して食べるとか、空腹時に食べないなどの工夫をすれば良いと言うが、刺身や西瓜やメロンなどは温めたら美味しくない。
私もどちらかと言うと冷え性で冷房に弱い方だが、暑い夏には豆腐は奴で食べたいし、バナナと牛乳の冷たいミルクセーキも大好きだし、毎朝好んでアボガドも食べている。これを止めるのはちょっと辛い。少しならいいのかな?
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