2003年(平成15年)9月1日号

No.226

銀座一丁目新聞

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お耳を拝借(82)

情熱のかけら

芹澤 かずこ

 

 最近、パソコンに向かいながら韓国ドラマ「冬のソナタ」のオリジナルサウンドトラックを聴いている。クラッシックや朗読のCDはソニー・ファミリークラブの案内で購入していて、滅多にポピュラーなものは買ったことがないのに、このCDだけは自ら街へ出向いて求めたもの。
 そもそものきっかけは、NHKBSで放映の韓国ドラマ「冬のソナタ」に初回からすっかりはまってしまい、16話まで毎週楽しみに見ていたのに、番組の編成とかで17話以降が1ヶ月の中断になったことに起因する。毎回ハラハラするストーリーの展開で、この先どうなるの?と気を揉ませるところでの中断だった。
 とても悠長に待っている気分ではない。NHK出版からこのドラマの本が発売になったと知って、この中断は本を売るためのNHKの陰謀ではないかと思いつつも、すぐさま購入して一気に読んだが、なにかもの足りないような気がした。
 それが耳に心地よかったバックミュージックだと気づき、そのCDも発売されていると知って、またすぐさま買いに走った。CDを流しながら始めからゆっくり本を読み返し、そのせいか満足して落ち着いて17話を待つことが出来た。
 初恋、純愛、出生の秘密、家族愛がテーマになっていて、古風で今風ではないけれど、見ていてとても懐かしい。それにしても、このミーハー振りに自分でも呆れている。今まであまり何かに熱中したということがないので、この年になってもまだ多少の情熱を持ち合わせていたことに気づき嬉しい戸惑いを感じている。
このドラマ、韓国でも大ブレークし、撮影現場がデイトコースになり、主人公のマフラーの巻き方が大流行したとか。日本での人気も相当なもので、旅行社はツアーを企画し、ハングル語講座を受ける人が増えたらしい。殺伐とした世の中でホットするものを皆が求めているような気がする。



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