1999年(平成11年)2月20日

No.66

銀座一丁目新聞

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99’若モンはナチュラル指向?

山崎れいみ

 例によって例の如くインフルエンザで1ヵ月近く街角から遠ざかっていて、久しぶりに外の空気に触れてみたら、なんと若モンの雰囲気がまるで変わっていた。

  1. 茶髪が少なくなっている。
  2. 細眉が極端に減った。
  3. 髭をたきわえた男が増えた。
  4. 男も女もハンを押したようにダッフルコートを着ている。

 とりあえずこの4項目は際立って目に付く。まず1、馴染みの美容院で聞くと「このところ毎日3,4人は黒に染め直してという茶髪が来る」のだそうだ。

 2に至っては、剃った眉毛がすぐには生えるものではなし、眉墨で丁寧に描いているのが涙ぐましい。

 3は、まだ板につかないこともあって微笑ましい「オヒゲちゃん」と言ったところ。

 4のコートは、個人的に私好みなのだが、こんなネコシャク(猫も杓子もの略)だとどうかと思うよ。

 ……と言ったところで総合的に見れば、若モンのファッションがこのところ総体的にナチュラル指向になっている。メイクも洋服も肩の力をむいたさりげなさが主体のようだ。

 アイドルタレントの真似が主流だった去年に比べ、自分は自分、ありのままの素顔に興味を持ち始めたのかも知れない。

 そうだと嬉しいんだけどね。

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