2002年(平成14年)10月20日号

No.195

銀座一丁目新聞

ホーム
茶説
追悼録
花ある風景
競馬徒然草
安全地帯
ある教師の独り言
GINZA点描
横浜便り
お耳を拝借
銀座俳句道場
告知板
バックナンバー

お耳を拝借(63)

-身分証明書

芹澤 かずこ

 

 今まで掛けていた保険が12月で切れ、それに伴って入院給付金も切れてしまうことに気がつき、テレビのCMや新聞広告で大々的に宣伝しているシニア保険などの資料を取り寄せたりして検討した結果、やはり大手の生命保険会社の新たな特約のついた医療保険に切り替えることにした。
 外資系や共済制度のものは、自己による健康状態の告知書のみで医者による診断は不要らしいが、最近、生命保険を使ったいろいろな事件が多発しているせいか、大手の保険会社は規約がやかましくなったとかで、医療保険のみでも嘱託医の診断を必要とする。しかも出向いて診察を受ける際には、本人確認のための顔写真の入った証明書を持参するようにとのこと。
 パスポートも運転免許証も持っていない私のような者は一体どうしたらいいのか。今までにも自己を証明するものを持参するというケースは何度かあったが、何れも健康保険の被保険者証で間にあっていた。
 顔写真入りのものといったら、JRのジパング倶楽部の会員証、現在給付を受けている雇用保険受給資格者証、それに10年も更新していないJRの社員家族証明書くらいのもの。まあこの三つを持っていけば今回は何とかなるかも知れないが、自分の身分を証明するものがないというのは不安なものである。かといって特に予定もないのにパスポートを取るつもりもない。
 最近、盗難にあった健康保険の被保険者証が身元の保証に利用されて、知らぬ間に金融会社で多額の借財をされるという事件もあるそうだから、こういった事件を未然に防ぐためにも保険証にも顔写真を入れたらどうだろう。そうしたらパスポートも免許証も持たない人でも身分の保証になるし災害も免れる。



このページについてのお問い合わせは次の宛先までお願いします。(そのさい発行日記述をお忘れなく)
www@hb-arts.co.jp