花ある風景(144)
並木 徹
日中友好子供画畫作品交流展
知人の田辺恵三さんが会長をしている日本健康麻將協会が協会設立15周年を記念して雲南省シャングリラ県日健麻希望小学校への第2回教育支援金(20万円)と文房具、絵本等を贈呈した(9月23日)。
場所は昆明から空路45分のところにある麗江市(人口120万人)の玉泉公園内
。田辺会長から教育支援金がシャングリラ県教育局・孫世齋局長に渡された。4時間もかけてジープで会場にきた日健麻希望小学校の先生揚麗蘭さんと4年生の沙国英さん、門金花さんにお茶の水小学校の子供たちが描いた「お台場の写生作品」と「カラフルかいじゅう」などの絵画作品が手渡された。これらの絵は「東京の子供絵画展」としてシャングリラ県の小学校で巡回展覧される。2人の少女は色彩豊かな民族衣装をまとっていた。この日に備えて母親が作ってくれたという(写真参照)。すでに希望小学校の絵の作品は「中国・少数民族子供絵画展」として東京都内小学校20数校で巡回開催、評判となった。
田辺会長は「次世代をになう子供たちを見守り継続的に支援していきたい」と挨拶した。田辺さんが希望小学校を私費で建て寄贈したのは平成12年7月(「銀座一丁目新聞」8月1日号 花ある風景(30)参照)である。その間教育支援金を作り、優秀な先生や生徒を顕彰した。それから3年、今回は2回目の教育支援金となり、さらに「日中友好子供絵画作品交流」と発展した。開校式で田辺さんが語った「日中両国はもちろんのこと世界平和のために役立つ人間に成長して欲しい。今後絵を通じて友好の輪を広げましょう」の夢は着実に実現しつつある。継続は力である。田辺さんには脱帽する。今回も協会野田嶋智祐理事長、青木敬一、斉藤正両副理事長らが参加した。
(写真)希望小学校の女子生徒に日本の子供たちの絵を手渡す田辺会長