2004年(平成16年)11月20日号

No.270

銀座一丁目新聞

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お耳を拝借(114)

「今、韓国に熱い」

芹澤 かずこ

 昨年の春に「冬のソナタ」にはまって以来、未だに抜けずにいる。NHKの熱の入れようも大したもので再放送、再々放送、特番と何回もやってくれるので、その度に友人まで巻き込んでいる。最初は吹き替えで十分に満足していたが、主演の来日でその生の声を聞いてからは副音声で見るようになって、また楽しみが倍増した。
 韓国語は語順も日本と同じなので会話などの短いものは語尾の微妙な違いが分り易い。例えば「チョンマリヤ?(本当なの?)」「チョンマリニ?(本当に?)」「チョンマリヤ?(本当なの?)」と3回言うところも、吹き替えだと「本当なの?」だけの繰り返しになってしまい、微妙にニュアンスが違ってくる。「ナップンゴニ?」「ナップンゴヤ?」(いけないことなの?)も全く同じことで、こういうのは随所にある。
 以前に次男が韓国に仕事で出向いた時に、ソウルから大分離れた亀尾という寺院の多い土地で、行き交う女性の話し方がまるで京言葉のように優しい感じだったと言っていたことを思い出した。その時はまだ韓国に何の興味も持たなかったので、そのまま聞き流してしまったし、その後も孫に簡単なハングル語を教えている時にも側で見ていたに過ぎなかったのに、テレビドラマがきっかけで今頃になって韓国に興味を示すとは・・・。
 副音声でセリフを聞くようになって分ったことは、日本と同じ漢字熟語が同じ発音で多く使われていること。録音・約束・先輩・勿論・道徳・以前・記憶・写真・新婦・気分・教授・圧迫・〇〇部・家具・家族・新聞・速達・乾杯・安心・婚約など。
 日本と同じく中国からの文化の影響が強い韓国も、ハングルが創案されるまでは文章はすべて漢字で書かれていたとのこと。漢字語は韓国の言葉の60%以上を占めていると言われているので、これからもたくさん耳にすることだろう。
 BSのほか民放でも2局で韓国ドラマが新たに始まり録画をして楽しんでいるが、とうとうドラマを見ているだけでは飽き足らず、韓国旅行に出かけることにした。購読している雑誌のツアーで、他の旅行社の企画より少し割高ではあるが、少人数で日程もゆったりしていてしかも皆、同じ年代層なのがいい。これにも友人を巻き込んだ。



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