2006年(平成18年)6月20日号

No.327

銀座一丁目新聞

上へ
茶説
追悼録
花ある風景
競馬徒然草
安全地帯
自省抄
銀座の桜
いこいの広場
ファッションプラザ
山と私
銀座展望台(BLOG)
GINZA点描
銀座俳句道場
広告ニュース
バックナンバー

競馬徒然草(83)

―2歳馬と種牡馬の話題― 

  夏の話題といえば、競馬の世界では、まず、新馬戦が始まるということだ。早くも来年のダービーなどのクラシックを目指してスタートするわけで、POGのお遊びも盛んだ。これまた競馬の愉しみのひとつになっている。
 それと関連して興味があるのは、今年初めて産駒を送り出す新種牡馬の話題だ。今年の新種牡馬は58頭と数は多いが、産駒数は1265頭と昨年より少ない。減少傾向にあるのは、不況を反映しているようだ。それはともかくとして、今年の新種牡馬に目を向けてみよう。人気が高いのは次の各馬だ。ジャングルポケット、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤコジーン、タニノギムレット、マンハッタンカフェ、ナリタトップロード、マリエンバードといったところだ。
 昨年の場合、新・旧を含めて、産駒の勝利頭数が多かったのは、サンデーサイレンス、フジキセキ、ブライアンズタイム、ダンスインザダーク、サクラバクシンオー、エルコンドルパサー、フレンチデピュティー、バブルガムフェロー、アジュディケーティングなどだった。このうちサンデーサイレンスがいなくなった今年は、勢力分布にも大きな変化が見られそうだ。
 夏競馬の第1週が終わったばかりだが、試みに、新馬の勝ち馬を挙げてみると、次の通りだ。福島では、クーヴェルチュール(父ブラックホール)、マイネペローラ(父アドマイヤコジーン)。函館では、ローレルゲレイロ(父キングヘイロー)、エーシンダームスン(父ダイイシス)。京都では、トーセンラピュタ(父フジキセキ)、オースミダイドウ(父スペシャルウイーク)。
 これらのうち、新種牡馬産駒はマイネペローラ(父アドマイヤコジーン)1頭だけだが、今後はどんな馬が勝ち名乗りを挙げるだろうか。

( 新倉 弘人)

このページについてのお問い合わせは次の宛先までお願いします。(そのさい発行日記述をお忘れなく)
www@hb-arts.co.jp