2005年(平成17年)4月10日号

No.284

銀座一丁目新聞

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茶説

自衛隊は軍隊と位置付けよ




牧念人 悠々

 自民党は憲法改正案で自衛隊の扱いに就いて『自衛軍を保持する』と明記し軍隊と位置付ける方針を打ち出した。普通の国家として当然のことである。復古主義とか国家主義とか言うことなかれ。自衛隊を軍隊でないと思っているのは日本人だけである。自衛隊は装備や能力において他国と比較しても劣らない。むしろ勝っている。それを憲法9条で「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」とうたっているため色々へ理屈をつけて軍隊でないといってきた。「憲法は近代戦争遂行能力を備えた戦力のみを禁止している」とか「自衛の為の必要最小限度の実力は戦力に当たらない」などと言いつくろってきた。しかも軍隊でないとするからいろいろ矛盾が出てきている。武器使用は正当防衛しか認められないために領海を侵犯した中国の潜水艦を追尾するだけとなる。爆雷でも投下して脅してやればよかった。イラクではゲリラが発砲あるいは爆弾を仕掛けない限り反撃は出来ない。こんなバカな事はない。現場の状況は千差万別であり刻々変化する。現場の判断に任すほかない。自衛隊の手足を縛ることはない。自衛隊は軍隊である。その任務とするところは「日本の平和と独立を守り国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対してわが国を防衛する」(自衛隊法3条)ことである。自衛隊が「海外で武力を行使しない」のは「他国を侵略しない」ことや「紛争の解決のため」である。自分たちの身を守る為に武力を行使するのは何等差し支えないはずだ。
 自衛隊を軍隊とすると「敵を追いつめて敵の本国も全部やっつけてしまう」ようになるという。状況によってそのようになるかもしれない。だが大切なことは改正憲法でも「平和主義」の原則を生かすことである。「国際紛争を解決する手段としては、武力行使を放棄する」のは当然である。要はシビリアンコントロールである。今の憲法では自衛隊員が誇りを持って国を守る事が出来ない

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