2014年(平成26年)1月10日号

No.597

銀座一丁目新聞

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安全地帯(417)

信濃 太郎


同期生との新年会


 久しぶりに東京・多摩地区の陸士の同期生の新年会を1月30日、吉祥寺の中華料理店で開く。多摩地区の同期生は113名。首都圏では最も多い。この2年間一度も開いてない。暮れに主だったメンバーが集まって開催を決めた。パソコンができるというので私が案内状、宛名書き、発送を引き受けた。113名の同期生をできるだけ多く出席させるのには案内状の文案のよしあしが問題。理屈をこねても集まらないであろう。シンプルに行くしかない。そこで名経営者・真藤恒さんの「人間、人と会わないとアイデアが生まれない」と工兵の区隊長であった山口弥六さん(陸士55期)の「絆を最後まで大切にしたい」の言葉を挿入、同期生の集まりの意義を述べた。いずれにしても同期生たちの年齢は88歳前後。足腰が弱っている者もおれば夫人が体調を崩している者もいる。そう多い出席者は望めない。

 現場の案内図をプリントすると余白が出来てしまった。思案しているうちに欠席者も励ます手助けになるであろうと思いつき「ボケない小唄」の1番から3番までを書き添えた。同期生名簿から多摩地区の同期生の名前を拾い出すのが一苦労であった。宛名書きを終えた時点で勘定してみると1名の書洩らしがあった。もともとこのような作業は苦手だ。これも同期生との絆を深める作業だと自分に言い聞かせた。雑用、これを嫌ってはなるまい。これをやる人がいるから会合がうまく運営される。だが、『置かれた場所で咲きなさい』の著者・渡辺子和子さんは「この世には”雑用”という名の用はない。用を雑にした時”雑用“が生まれる」と痛い事を言っている。当日の新年会に30人の同期生が出席したら大成功であろう。

 友と会う。大いに知的刺激を受ける。長が生きの秘訣でもあると思っている。