2011年(平成23年)7月20日号

No.510

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安全地帯(328)

信濃 太郎


アイスランドの首都で桜の植樹祭

 


日本アイスランド協会(会長脇田巧彦さん)はこのほどアイスランへ桜の木50本を寄贈、その植樹祭を行った。数年足らずしてサクラの名所となり友好の花を咲かせることであろう。

アイスランドのタブロイド新聞「モルグンプラディズ」紙に「アイスランド・日本間の友好と平和の象徴」の見出しで「さくらの植樹祭の記事が掲載された。「レイキャビック市市長ヨウン・グナール氏は昨日、チョルトニン湖のフリョームスウラガルドゥリンにて行われた公式行事で日本アイスランド協会の会長脇田巧彦氏より50本の桜の木を受け取った。この50本の木は日本アイスランド協会の設立周年である20とアイスランド日本協会の設立年数である30本の数を足したものを表わしており、未来永劫のアイスランドと日本の友好関係と両国の平和を象徴している」(6月1日)。

 日本アイスランド協会の脇田会長を団長とするアイスランド訪問団10人は5月31日首都レイキャビック市を訪問した。桜が植えられた場所は市の中心地で市庁舎もある所である。その日は小雨が降っていたが俳優出身の市長、ラグナル・アイスランド日本協会の会長がそれぞれ鍬を入れた。植樹祭ははじめに東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げる。両国国歌が演奏され元大統領ヴィグディスさんや夏目駐アイスランド大使ら200人が見守る中行われた。ヴィグディス元大統領は平成2年11月、来日、スポーツニッポン新聞主催の『アイスランドフェア』に出席、越中島のスポニチ本社にも訪問された。一国の大統領が新聞社を訪問するのは異例のことである。編集局では「ここは知的雰囲気がある」と編集局員一同を感激させた。それだけスポニチがアイスランドとの友好親善のために力を尽くしたというあかしである。植樹祭の日の夜、協会主催の晩さん会がホテルで開かれ、元大統領、元首相オッスル外務大臣ら政財界人、大学関係者、文化芸術関係者が多数出席した。

 脇田会長は毎日映画コンクール作品賞など各映画賞を受賞した仲代達矢主演の『春との旅』(小林政広監督)の英語版DVDを旧知のアイスランドの巨匠フレデリック監督に渡し、同国での上映を依頼するなど文化使節としての役割を果たした。