2010年(平成22年)3月20日号

No.462

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安全地帯(279)

信濃 太郎

新生ふるきゃらの
「トランクロードのかぐや姫」への誘い
 

新生「ふるさときゃらばん」が4月26日午後6時から東京都北区王子の「北とぴあ」でミュージカル「トランクロードのかぐや姫」を上演する。2月はじめ1億6000万円の負債を抱えて倒産、事情を知らないフアンを驚かせた。常に時代の痛みをともに感じあえる舞台づくりをしてきた劇団が倒産することなどフアンにとって想定外のことであった。驚くのは当然である。このたびは早くも演出の石塚克彦、音楽・寺本健雄、平塚順子、天城美枝らが立ち上がり、これにベテラン、若手の俳優たちも加わりお芝居を披露する。
 劇団「ふるさときゃらばん」はこれまでに1000を超える全国の地方自治体を回り講演、そのつど地域の人々に笑いや涙を誘い感動を与えてきた。役者たちもまた多くの舞台で演じて知らずのうちに体得した「強く生きるサラリーマン」「したたかに生きる村人」の心は倒産ぐらいでくじけてはいない。役者根性もある。「俳優はくわねど高楊枝」で残った俳優は37人。すでに「トランクロードかぐや姫」は3月16日、福岡公演を皮切りに、元気はつらつと舞台を演じており、変わらないフアンからの声援を受けているという。今後、常陸太田市(3月27日)山形県新庄市(4月14日)酒田市(4月16日)福島県須賀川市(4月20日)富山県入善町(4月21日)富山市(4月24日)等の公演がくみこまれている。
 今回のミュージカルは100人の市町村長にインタビューして地域の活性化について意見を聞き“地域の元気”を題材にしたものである。その筋書きは「一人の旅する娘がシャッター通りになりかかった商店街に降り立って、街道筋の街に興味しんしんですみつく。街の若者も年寄りもなぜか娘に刺激され、生き生きとした暮らしが始まる。そしていつしか自分の街に愛情のようなものが芽生え、ふるさとでの暮らしに目覚めて行く」というものである。そんな思いを「ふるさときゃらばん」の役者たちが舞台いっぱい歌い、踊る・・・これまで以上に笑いと涙を誘い会場は感動の坩堝となるであろうと期待している。