安全地帯(181)
−信濃 太郎−
高石真五郎さんのゴルフの極意
高石真五郎盃(第47回)ゴルフ会に参加した(6月6日・習志野カントリーゴルフクラブ)。参加者15人。毎日新聞のOB12名と現役3名である。ゴルフの会長は元毎日新聞社長で現プロ野球バリーグ会長,小池唯夫さん。天候は快晴、プレーに文句のつけようがない。高石さんは毎日新聞社長も勤められたがIOC委員で日本のオリンッピク発展のために尽くされた功績は大きい。私達の仲間の間では有名な話だが、高石さんのゴルフの極意は、柳生真影流の極意である。
「一、眼 一、足 一、胆 一、力」である。先輩からこの極意の「解釈」を聞いたことがない。体で覚えよと言うことであろうか。私なりにこう解釈している。
「眼」−戦術眼を指す。何処から攻めるか考える。気力充実している人は目が 輝いている。集中力せよということか。
ここで私は12回吐いて6回吸い、間をおく「呼吸法」を行う。
目を球を打った後も見るように心がけている。
「足」ー構えである。大地にしっかり足をつけよと言うことであろう。球を 打った後、体が崩れてしまう。腰が弱くなった証拠であろうか。後 半、足がつることがある。日頃の運動不足であろう。
「胆」ー思い切りの良さであろう。練習通りに出来ればいうことなし。積極 的な攻撃的ゴルフも意味する。
「力」 ー力を抜けということであろう。肩に力がはいると球は飛ばない。
この四つが渾然一体になって初めてよいスコアに結びつく。
この解釈自体まだ未熟であろう。真影流の極意にはほど遠い。この日の私のスコアは107(OUT50,IN57)。問題にならない。GROSSの順位は6位である。ベストスコアは元早稲田の投手であった六車護さんの50,42グロス92。後のの14名は100以上叩いた。
極意はよく分かってるが、体がゆうことを利かない。この極意は人生の処世訓でもある。折りに触れて念仏のように唱えれば霊験あらたかなものとなるかもしれない。 |