日本記者クラブ(日本新聞協会加盟社・賛助会員で構成)では毎年T月にその年に予想される出来事、事象に関する「2001年予想アンケート」(設問10問)を会員有志に行っている。
2000年のアンケート調査では正解者は3名であった。難問はシドニー五輪の女子マラソンで日本選手が優勝するかという問題であった。正解者は二割に過ぎなかった。
座興として行っている調査だが、設問を見ると、その年をどのように捉え、どのように対処すればよいか、頭の体操として面白い。
@12月1日現在、わが国の首相はだれか
( )
7月29日の参議院議員選挙で自民、公明、保守の三党はどうなるのか.三党で過半数をとれば問題なく、自民党から首相はでるであろう。扇 千影さんをあげる人もいる。衆議院で現に過半数だからまず自民の首相であろう。政界は一寸先が闇だ。賭けるなら、野党からでると面白い。
A年内にわが国で解散・総選挙が
(ある ない)
前問と関係する。可能性はある様な気がする。
B年内に東証の日経平均株価(終値〕が瞬間最大風速20、000円を超えることが
(ある ない)
アメリカ 経済が減速している。バブル崩壊を恐れているむきもある。アメリカに影響されやすい日本である。政府の株価対策がどこまで有効か、あまり強気になれない。
C11月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均株価の終値が1万ドルを
(切る 切らない)
ダウ工業株30種平均株価が1万ドルを切ったのは、昨年の2月と3月それと10月に僅かながら下まわった。あとは1万ドルをこえ、時には1万1000ドルを突破さえしている。そのアメリカで景気は失速気味である。雇用は伸びず、消費は冷え込んでいる。米連邦準備理事会のアラン・グリーンスパン議長がどのような手を使うか、期待する向きもあるが、全能の神でないことを知るべきであろう。
D年内に金正日総書記が韓国を訪問
(する しない)
昨年、韓国と北朝鮮の首脳会談が実現したのは中国が朝鮮問題で大きな役割を発揮しはじめたからであり、今回の金総書記の中国訪問は、韓国訪問をより確実にしたといえる、2月か3月に実現するであろう。
E12月1日現在、フイリピン大統領はエストラダ氏で
(ある ない)
1月20日エストラダ大統領が辞任、アロヨ副大統領が大統領就任を宣言した。
F12月に発表される人口動態統計・年間推計(厚生労働省)で、ことしうまれるミレニアム・ベビーが125万人以上に
(なる ならない)
註2000年の推計データは118万9千人
1999年は117万5000人。この数字は過去100年の最低である。日本の小子化の傾向はとどまることを知らない。ミレニアムに子供をもけようとしている夫婦がいるということが、そうはうまくいかないであろう。
G4月に総務省から発表される「通信利用動向調査」で携帯電話端末をふくむインターネット利用率が40%以上に
(なる ならない)
注:2000年発表で携帯電話端末を含まない数字で19.1% 携帯電話はいろいろ付加価値がついた。メールおくれるし、ニュースもみれる。日本がこの分野で一番進んでいる。I T革命と政府も推進している。インターネットの利用は増えるであろう。
H日本人がノーベル物理学賞を受賞
(する しない)
Iシアトルマリナーズのイチロウー選手は、規定打席に達したうえで打率3割を
(残す 残さない)
日本選手として野手でははじめてのメジャー入りである。子供のときから英才教育をうけて、パリーグで5年連続首位打者の男がどこまで通用するか、期待をこめたい。
みなさま、試みてはいかがでしょうか。