この夏の暑さは身にこたえる。クーラーが体に良くないので家ではまずかけない。このパソコンによる原稿も窓を開けて３０度近い部屋で書いている。８月生まれだから暑さには強いと思っている。７月になって普段と違ったことは朝、必ずシャワーを浴びることだ。そのあと６０年来続けている冷水摩擦をする。夕方に植木に水を撒く。今年はこの５，６年実らなかったミカンが実をつけている。水をやると庭の木はみな嬉しそうな表情をする。
　８日には毎年やっている健康診断を近くのクリニックスで受けた。数年前に午前１０時から診察開始というのを間違えて午前９時に行ったのに快く診察してくれたクリニックスなので息子さんの代になっても行くようにしている。いつも診察を受ける前にあらかじめ質問票を出す。今年の質問をあげると、「運動や食生活等の生活習慣を改善しようと思いますか」には�@改善するつもりはないに丸をつけた。毎日５０００歩以上歩き、冷水摩擦,体操、木刀の素振りを欠かさずに生活を送っているのに何を「改善しよう」というのか。「生活習慣の改善について保健指導を受ける機会があれば利用しますか」には�A「いいえ」に丸をする。自分の体は自分で守る。他人様にあれこれ指導されたくない。自分の体の状態は自分が一番分かっている。「自分自身の健康状態をどのように感じていますか」には�@「健康だと思う」に丸をつける。６０歳から酒も煙草も止めた。いまでは血液採取の後腕をアルコール消毒しただけで反応起こすぐらいだから酒は全く駄目である。
　少し気がかりなのは昨年に比べて体重が５キロも減ったこと、血圧の数値が低めなことである。また、昨年１０月めまいを起こして以来時々「気まぐれめまい症候群」に見舞われる。その予防として就寝直前と朝起きた時にコップ一杯の水を飲むようにしている。
　健康になるのは一日一善と思っている。気分がすっきりする。それと感動するような涙を流すような映画、お芝居、美術展などを観る。前向きな思考が自然と命を長らえる。これは医者の領域ではない。人生観の問題となる。
　８月３１日は私の誕生日。誕生日の花は「ホウセンカ」「さわやかに種をはじけりホウセンカ　ホウセンカ赤し晩夏夕暮れ」（鳥海昭子・「誕生日の花と短歌３６５日」・ＮＨＫサービスセンター）。