競馬徒然草(179)
―2歳馬の評判―
6月18日から、夏競馬が始まっている。夏競馬の見どころの一つは、今年の2歳馬(新馬)のデビューすることだ。勝ち馬が続々と登場しており、さまざまな話題を呼んでいる。
デビュー戦をいきなり勝つのは難しい。それだけに最初の1勝の価値は大きい。しかし、それだけで将来性をどれほど高く評価できるかは、未知数というのが正直なところだろう。そうではあるが、勝ちタイムやレース内容などは将来性を考える上で、参考になるだろう。
将来性ということでは、デビュー前から「良血」として評判の高い馬もいる。1回札幌3日目(8月21日)にデビューして楽勝したアドマイヤセプター。2着馬に7馬身差をつけての楽勝。この馬の場合、特に血統がよいので、注目されていた。母はエリザベス女王杯を連覇のアドマイヤグルーブ。祖母は天皇賞馬エアグル―ヴ。その母はオークス馬ダイナカール。これだけの活躍馬を出している血統だから、期待が大きいのもうなづける。今後、どれほどの活躍をするか。記憶しておいていい馬の1頭だろう。
(新倉 弘人) |