2010年(平成22年)8月20日号

No.477

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花ある風景(392)

並木 徹

 善行雑学大学の講演を聞く

  藤沢に雑学大学があって毎月1回、面白い講義が聴けると友人の霜田昭治君から聞いていた。講師は有名無名を問わず、講演料は無料、受講資格は一切不問、当日会員は400円、学生の年会費3000円というものであった。

 8月15日(日曜日・講座開催日は原則として毎月第3日曜日)善行公民館(小田急線善行駅西口から徒歩で3分)で善行雑学大学の第135回講座が開かれ、ミクロネシア連邦、特命全権大使ジョン・フリッツさんが「太平洋の美しい島国 ミクロネシア連邦」について講義された。猛暑にかかわらず出席した学生の数は120人ほどであった。ジョン大使は日系3世、藤沢出身、東海大学に留学されおり、日本語は堪能であった。ミクロネシア連邦の面積は701平方KM,奄美大島とほぼ同じ。約600の島島で構成される。人口は10万7千人。そのうち2割が日系人である。現大統領エマニュエル・モリは横浜出身の日系4世である。第一次世界大戦で日本はドイツから赤道以北のドイツ領ミクロネシアを管理下に置き、敗戦の昭和20年8月まで委任統治した。この間日本人は8万5千人を超えたという。戦時中、連合艦隊の基地がおかれたトラック島はチューク州に属する。現在ボンベイ、チューク、ヤップ、コスラエの4州に分かれる。公用語は英語、現地の言葉は8つもある。日本大使館も15年前設置されている。日本にはマグロ、カツオなどを輸出している。国の政策として「環境観光立国』を目指す。来年春、首都ハリキールのあるボンベイに2066メートルの新空港が完成し、5月には日本から直行便が飛ぶ運びになっている。学生からツアーを組んでミクロネシアに行こうという提案が出された。また老後の移住先としてどうかという質問も出された。会場にはミクロネシアの特産品である木彫り、編み物細工、黒コショウ等が陳列され、学生たちの興味を引いた(写真参照)。お土産にココナツやバナナで作ったクッキーを頂いた。

 善行雑学大学の学長兼雑用係りは宮田英夫さん(藤沢市在住)。今から11年間の1999年3月に地域市民のための「生涯学習」を目指して発足、第1回講座をその年の6月に開いている。以来開催講座136回を数える。その各講座の内容が素晴らしい。継続は力と言うがその努力と熱意に頭が下がる。早速会員になった。興味ある講座は聞くつもりである。



ミクロネシアの民芸品
(霜田昭治君撮影)