2005年(平成17年)11月1日号

No.304

銀座一丁目新聞

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花ある風景(218)

並木 徹

同期生の語らいつきず秋深し
 

 昨今同期生の付き合いは中隊、区隊を問わずさまざまな形で開かれるようになった。その一つ、グルメな食事を楽しもうと集ったのが「やなぎ会」である。世話人は安藤重善君(航空)と鈴木博君(歩兵・経営研究所代表)。この二人と長井一美さん(陸士57期・長井運送会長)が立教大学の同級生で、とりわけ鈴木君がホテル関係に顔が広いというので、同期生が昼間、集って美味しい物を頂だこうと初めての会を銀座2丁目の『キハチ』で開いた(昨年10月・参加者8名)。キハチのすぐそばの通リが「柳通り」であったのでしなやかに生きる意味で「やなぎ会」となずけた。第4回目(10月19日)はフレンチレストラン 「東京ジョンブル」(朝日東海ビル28階)。参加者は24名。会費は6,500円。バイキング形式であったが、ゆっくりと味わった。毎回そうなのだが、同期生の話が面白く刺激を受ける。佐藤茂雄君(航空・弁護士)は遺言の書き方について注意事項を話す。今なお自家飛行機を操縦する。80歳になっても操縦桿を放さないさのはすごい。今年も飛行のための身体検査には合格した。田中長君(航空。元裁判官)は今の心境を曹操の「歩出夏門行」の詩の一節に託す。「列士(いさましきおのこ)は年老ゆるとも 壮(たけ)き心の已むことなし」。私の隣の席に居た梶川和男君(船舶・設計事務所経営)は最近俳句をはじめた。ひまな時には歳時記を見て句をひねる。箸袋に一句を書く。「偕(とも)と行く芝生の球に秋高し」このところゴルフは絶好調だと聞く。俳句は上手いと思う。塩田章君(船舶・元防衛施設庁長官)。偕行社副会長の塩田君は自衛隊幹部自衛官OBの偕行会員加入の苦労話をする。若い自衛隊幹部OBには偕行社と言ってもわからないらしい。ご苦労なことである。外国旅行がえりが二人いた。ひとりは広瀬秀雄君(航空・元東洋証券社長)。中国四川省の4,000メートル級の峠を踏破してきた。もうひとりは河部康男君(航空・精神科医)仲間のお医者さんとともにイタリアへ視察に行ってきた。日本刀と鍔の収集家の長井さんが貴重な鍔を数十点を会場に展示した。なかには一個1,000万円と言う貴重なものもあった。吉田和夫君(航空・弁護士)は広島幼年学校入校時すでに日本刀鑑定の初伝を持っていた。日本刀については目ききである。伊従正敏君(航空通信・元日野自動車社長)は日本が平和条約11条で受諾したのは東京裁判ではなく「判決」である。日本が恣意的に赦免・減刑・仮出獄が出来ないと定めたものである。東京裁判は国際法に違反した茶番劇であると訴える。国際法に詳しい門田省三君(船舶・外交官・迎賓館元館長)も「我々はこのことを事あるごとに訴えるべきである」と同感の意を表した。鈴木君はレストランの總支配人と料理長を紹介することを忘れなかった。いい同期生を持ったものである。

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