銀座一丁目新聞

安全地帯(533)

信濃 太郎

高らかに五輪の会賛歌を歌わむ

友との付き合いは楽しい。このほど仲間の集まりである「五輪の会」(3月22日・大船で開催)に出席した佐藤九州男君から「五輪の会賛歌」を幹事の霜田昭治君のところへ送ってきた。陸士で歌った軍歌には士官候補生が作曲作詩した名曲が少なくない。良いところに気が付いたものである。人が集まればアイデアも浮かぶ。

「五輪の会賛歌」

「卒寿の友の 集い待つ
オリンッピクの 華賑(にぎわい)を
共に称えむ 健やかに
共に鍛えむ その日まで

年経し健児 今もなお
オリンッピクの感動を
共に祝わむ 心から
ともに迎えむ その日まで」

佐藤君はこれをたたき台にしてもっと素敵な詩を作り直して誰かに作曲してほしいと希望する。
佐藤君に刺激された私も作詞してみた。

湘南の風 吹くところ
先師の教え 胸に秘め
生きながらえし 健児らが
けふ大船に 集いたり

山河越えて 九十年
人集まれば 知恵がわく
喧々諤々 語り合う
一期一会の 会楽し

栄耀栄華 外に見て
卒寿なれど 芸達者
謡 浪曲 ハーモニカ
絆は固し 五輪の会」

曲は旧制高校の寮歌の曲でもよい。軍歌「仰げば巍巍たる」は「ああ玉杯の譜」。「豊栄登る」は一高寮歌”弥生が丘に”の譜である。軍歌「歩兵の歌」の譜でもいい。一つ楽しみが出来た。どのような「五輪の会」の歌が誕生するのであろうか。