14回東京国際女性映画祭   <作品解説>

 ◆ 元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯(10月28日/12:00〜)
高らかに女性の人間宣言を行い、終生平和を願いつづけたらいてうの生涯をつづる、羽田澄子監督渾身のドキュメンタリー。(日本/140分)

◆ 落穂拾い(10月28日/15:00〜)
昔と今のもの拾いを通して社会をみつめ、同時に自身の内面をもみつめる近代ヨーロッパ記録映画の最高傑作。(フランス/82分)

◆ マルタ…、マルタ(10月28日/18:00〜)
マルタは幼い頃の思い出に苦しみ、母として生きることが出来ない…。ヴェッセ監督が三たび取り組む家族の物語。(フランス/97分)
 
◆ ノンストップ・ガール(10月29日/12:00〜)
永遠の愛を信じる女性が、逃げた夫を追いかけてアメリカ縦断2000マイル。監督は「のら猫の日記」のリサ・クルーガー。(アメリカ/98分)

◆ 不実の愛、かくも燃え(10月29日/15:00〜)
夫との穏やかな愛、夫の親友との情熱的な関係。そのはざまに立つ女性の心を描いたリヴ・ウルマンの監督代表作。(スウェーデン/155分)

◆ 明日 (10月29日/18:30〜)
イタリアの古都、震災からの復興の日々に人々は自らを問われる。監督は「かぼちゃ大王」のフランチェスカ・アルキブジ。(イタリア/106分)

◆ アンナ・ヴンダー パパを探して(10月30日/12:00〜)
60年代はじめのドイツの小さな町。人生に絶望した母のために少女はまだ見ぬ父を探しに旅立つ。監督はウラ・ヴァグナー。(ドイツ/90分)

◆ タラウマラの村々にて(10月30日/15:00〜)
NGOからメキシコ山中に派遣された井戸掘りの専門家の活動と、先住民の素朴な生活を追う山崎博子監督のドキュメンタリー。(日本/129分)

◆ 藤田六郎兵衛 笛の世界(10月30日/18:00〜)
能の舞台から宇宙へと広がる六郎兵衛師の技と心-― 映画評論家・田中千世子が監督デビューしたドキュメンタリー。(日本/36分)

◆ 母と子(10月31日/12:00〜)
香港でメイドとして働く母と残された子供たちの心の断絶を描いた、ロリー・キントス監督と大女優ヴィルマ・サントスの大ヒット作。(フィリピン/120分)

◆ On The Way((10月31日/15:00〜)
ソウルに生まれて東京に住む崔在銀監督の、生あるものすべてが共生する境界なき時代への祈りをこめたドキュ・ドラマ。(日・韓・独/72分)

◆ 街の影(10月31日/18:00〜)
イランを代表する女性監督ラクシャン・バニエテマドが、どんな逆境にも負けず、一家を背負って生きる母のたくましさを描く。(イラン/92分)

◆ 百合祭(11月1日/12:00〜)
ダンディーな老人をめぐって、7人の老女が恋のさやあて。「第七官界彷徨」の浜野佐知監督が老人の性愛を描く。(日本/100分)

◆ 折り梅(11月1日/15:00〜)
人生の困難を尊いものに変えていく女性の強靭な姿を、「ユキエ」の松井久子監督が老人介護の問題に託して描く。(日本/111分)

◆ 乳房よ永遠なれ(11月1日/18:00〜)
乳ガンで若くして世を去った歌人・中城ふみ子の哀しみ多き短い女の一生を、田中絹代が共感こめて描いた監督第3作。(日本/110分)


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