1999年(平成11年)10月1日号

No.86

銀座一丁目新聞

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マスコミ・アカデミー
第12回国際女性映画週間
国際映画祭
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会員募集

 

映像が女性で輝くとき

第1回東京国際映画祭 協賛企画

カネボウ国際女性映画週間

ごあいさつ

温かく力強い観客のみなさまと、鐘紡株式会社の変わらぬご協賛に支えられて、ここに1900年代最後の第12回国際女性映画週間を迎えることができました。今年は7ヵ国12本の女性監督作品を上映いたします。

まず初めは中国香港の女性監督、メイベル・チャン特集として、その代表作3本をお目にかけます。つづく日本の女性監督の部では、故田中絹代さんの第1回監督作品「恋文」(53)を上映します。ご存知のように、大女優の田中絹代さんは日本映画監督協会の初の女性会員でもあります。生涯に6本の作品を監督されましたが、これまでご紹介の機会がありませんでした。けれども本年が田中さんの生誕90年にあたること、すでに消失したと思われていた「恋文」のフィルムが関係者の方々のご努力でみつかったことから、ようやく私たちのパイオニアの顕彰が可能になりました。加えて羽田澄子、藤原智子の両監督の最新ドキュメンタリーを上映いたします。

世界の女性監督の部は、ベルギー、アメリカ、フィリピン、ヴェトナム、フランスの6本で、ベルギーの作品は、女性映画週間では初めての登場になります。広く世界の女性監督に目をむけますと、スタート時に較べてその作品内容に変化がおきていることがわかります。社会のあらゆる分野への女性の進出が叶えられつつある現在、女性監督たちが扱うテーマはぐんと広がりました。しかし、私たちは、平和を愛し、女性特有の感性をもち、女性の連帯を支持し、男女共生を願う作品を、これからも大切にしてゆきたいと考えております。

来年はいよいよ2000年になります。女性の参加によって映画はより深く、より豊かになりました。今回も海外からゲスト、日本の女性映画人、そして観客のみなさまとご一緒に、華やかに楽しく、元気な数日間を過ごすことができますよう、心から願っております。

カネボウ国際女性映画週間ジェネラルプロデューサー

高野 悦子  

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12th
Kanebo
INTERNATIONAL
WOMEN'S FILM WEEK
Feminine Brilliance on Screen
10月31日(日)〜11月3日(水・祝) 

会場/シネセゾン渋谷 TEL3770−1721

12:00PM 3:00PM 6:00PM
メイベル・チャン監督特集》  MABEL CHEUNG SPECIAL
10月31日(日)
玻璃の城
メイベル・チャン 監督

CITY OF GLASS

誰かがあなたを愛してる
メイベル・チャン 監督

AN AUTUMN'S TALE

宋家の三姉妹
メイベル・チャン 監督

THE SOONG SISTERS

《日本の女性監督》  WOMEN DIRECTORS OF JAPAN
11月1日(月) 伝説の舞姫 崔承喜−金梅子が追う民族の心
藤原智子 監督

CHOI SEUNG-HEE AND KIM MAE-JA

続・住民が選択した町の福祉
問題は これから です
羽田澄子 監督

THE REAL CHALLENGE LIES AHEAD

恋文
田中絹代 監督


LOVE LETTER

《世界の女性監督》  WOMEN DIRECTORS FROM THE WORLD
11月2日(火) 月の虹
マリオン・ハンセル監督

THE QUARRY

LOVER GIRL
リサ・アダリオ、
ジョー・シラキューズ 監督

LOVER GIRL

ホセ・リサール
マリルー・ディアス=アバヤ監督

JOSE RIZAL

《世界の女性監督》  WOMEN DIRECTORS FROM THE WORLD
11月3日(水) アパートメント
ヴィエト・リン 監督

COLLECTIVE FLAT

シャドラック
スザンナ・スタイロン 監督

SHADRACH

新しい肌
エミリ・ドゥルーズ 監督

NEW SKIN

●各回共、上映前に監督または関係者の舞台挨拶があります。 ●全回日時指定・入替制
●ディレクター:大竹洋子 ●コーディネーター:小藤田千栄子
●東京国際映画祭 http://www.tokyo-filmfest.or.jp

前売券1,000円 当日料金1,200円

<前売券取扱い所> チケットぴあ TEL5237−9999/ローソンチケット TEL3573-1015
CNプレイガイド TEL5802−9999/シネセゾン渋谷TEL3770−0633
岩波ホール TEL3262−5252

主催=カネボウ国際女性映画週間実行委員会 TEL 03−3567−0633
共催=(財)東京国際映像文化振興会(第12回東京国際映画祭組織委員会)
協力=岩波ホール/全日空/香港経済貿易代表部
協賛=Kanebo

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