2014年(平成26年)7月1日号

No.613

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茶説

珍しい友の顔あり梅雨晴れ間

 牧念人 悠々

 久しぶりに大船で開かれた湘南地区の同期生の会合に出た(6月23日)。出席者は21名。5月の初め腰を打って歩けなくなった。医者の診断は「坐骨神経症」。一時は寝返りも打てず這って用を足す始末であった。5月は外出せず、

 すべての会合を欠席した。ほぼ治って1ヶ月ぶりの外出だ。自宅の府中から大船までは約2時間。気が付けばホームの若い女の子はみな半袖のブラウス。生き生きとしている。胸のふくらみがまぶしかった。

 「生き生きと胸豊にて五月晴れ」

 料理は中華料理。ほどほどの味。ウーロン茶を飲みながら話を聞く。同期生たちの話は面白かった。幹事から頂いた資料には「人間、人と会わないと発想が止まる」(真藤恒)「人間を癒すのは人間―挨拶の効用」(三遊亭竜楽)とあった。まさにその通り。ある友人はこんな話をした。「長く自治会長を務めたので3人の市長から感謝状をいただいた。ある時、密告されて泥棒に間違えられた。弁解すれど信用してもらえなかったが、3人の市長の感謝状を見せたら信じてくれて事なきを得た。遠慮せず市長の感謝状はもらっておくべきだ」。この友人は同じ区隊にいた。昨年「区隊史」を自費出版した際、真っ先に電話を出かけてきた律儀者であった。

 ある友は言う。「電車の中で『これからの10年をどう生きるか』という広告を見た。考えさせられた」

 医師の友人「同時にふたつのことをしない。バランスを崩して転倒する恐れがある」。
 元首都圏代表幹事「毎月第四木曜日市ヶ谷の偕行社で正午から雑談会をやっている。同期生に会いた人は気軽に来てください」私は真藤恒さんではないが銀座一丁目新聞のネタ拾いに毎回出るつもりだ。

 終わって有志7人で近くのコーヒー店で雑談する。これぐらいの人数の会談だと一番話が弾み有益だと元国会図書館長がいろいろオフレコのエピソードを話してくれた。私にとって重要会談である。時間がたつのも忘れた。