2010年(平成23年)4月10日号

No.500

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競馬徒然草(186)

―新人騎手の話題― 

 

 3月は新人騎手登場の季節である。競馬学校の騎手課程を終えて、2月の免許試験に合格した新人がデビュ−する。今年の新人騎手は7人。そのすべてがすぐに騎乗の機会を与えられるとは限らないが、どんなレースをするか、注目されるところだ。
特に関東では、横山和生が話題を集めているようだ。なぜなら、父が現役で活躍中の横山典弘騎手であるからだ。さらにいえば、祖父は1971年の天皇賞春をメジロムサシで優勝するなどの活躍をした横山富雄さん(故人)。つまり親子三代の騎手ということになる。

 早ければ3月6日のレースでデビューすると見られているが、果たしてどんなレースをするか、注目されるところだ。勝負の世界は厳しいから、いきなり勝つようなことはあるまいが、ファンの注目を集めることだろう。いきなり勝つのは無理としても、上位に入れば話題になるだろう。

 勝負の世界は厳しく、年間1勝もできない騎手もいるほどだから、期待が大き過ぎては本人にも酷だろう。だが、JRAとしてはなんとか話題作りをしたいところではあるだろう。デビュ−戦でもし3着以内にでも入るようなことになれば、盛り上がる話題のひとつになるだろうが、果たしてどうだろうか。
 

(新倉 弘人)