2010年(平成22年)2月1日号

No.457

銀座一丁目新聞

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安全地帯(274)

信濃 太郎

笑顔は人生に効く薬です
イベントへの誘い
 

「ニコニコにっこり 笑顔で感謝しよう」と教えてくれたのは亡き先輩後藤四郎さんであった。出来るだけ笑顔を心がけ、感謝の念を忘れないようにした。人との付き合いあいの下手な私であったが、少しはましになった。その「笑顔」が文化であり、商売になるとは、筆一本に生きる私の想像を超える。私の健康アドバイザーの塩谷水弥子さんから『面白いイベントがあるわよ』と教えられたのが「笑顔の岩開きIN宮崎」であった(2月11日・「フェニックス・シーガイア・リゾート)。1000人の人を集めて「笑顔記念式」「笑顔市場」「笑顔の岩戸開きパーティー」など盛り沢山の行事を開くという。
 「笑顔の岩戸開き」とは考えたものである。なるほど、天の岩屋にこもられた天照大神の神話は「笑い」の原点かもしれない。八百万の神が天鈿女命のストリップショーを見て爆笑、その声を聞かれて天照大神が岩屋から出てこられ「常闇」から解き放たれたという物語である。日本の笑いは神代の“爆笑”から始まったと言える。2月11日は「建国記念の日」。昔は紀元節と言った。最初の制定は明治7年である。それが昭和23年になくなった。復活したのが昭和42年である。「雲に聳える高千穂の 高嶺おろしに草も木も 靡き伏しけん大御代を 仰ぐ今日こそ楽しけれ」と歌ったのはいつのことか、早春の高千穂を思う。
 イベントの主催者福田純子さん(福岡在住)が文化団体「笑顔共和国」を作り、共和国の大統領の座に就いたのが24年前である。毎年、笑顔記念式を開き、今年で24回目。さまざまな人が「いきいき生きる」「笑顔で生きる」。そのような国を作りたいと念願してはじめたという。今年の目玉は「笑顔市場」。お笑いのステージには和太鼓、フラダンス、落語などが披露される。また全国各地のおいしいものやお土産品が展示即売される。さらにアーティストたちの作品展がある。天孫降臨の地・宮崎を笑いで埋める魂胆のようである。
 福田純子さんから頂いたパンフレットには「笑顔は不況知らず 誰にもすぐできる “自分の幸せ作りです”」と新春の言葉があった。
 なお問い合わせは、電話092−531−1211 「笑顔共和国事務局」へ。