競馬徒然草(140)

―新馬戦の話題―　

　早くも夏競馬の始まりだ。夏競馬の話題といえば早くも今年の新馬が登場することだ。今週から函館、福島、阪神で新馬戦がスタートする。来年のクラシックを目指して、どんなレースをして見せるか、大いに注目されるところだ。例年、関西馬のほうがレベルが高いが今年はどうだろうか。関東のファンとしては、気になるところだ。
　注目される馬は少なくないが、血統面で最も期待されている１頭は、ダイワバーガンディ（牝、上原厩舎）のようだ。父ブライアンズタイム、母ダイワルージュという良血。ダイワルージュは新潟３歳Ｓ優勝馬で、全弟のダイワメジャーは皐月賞、天皇賞・秋、安田記念などの優勝馬。また、妹のダイワスカーレットは桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯などの優勝馬。
　こうした血統背景を持つのだから、走る前から期待が高いのも頷けるというものだ。幸いにも、馬格も４７０
　　　　　　キロ台の均整の取れた好馬体で、トレーニングでもスピード感あふれる動きが目立つという。母ダイワルージュ
　　　　　　がデビューした日にデビュー予定だそうで、母の活躍の再現を願っているようだ。期待通りに新馬戦を勝ち、その勝ち方も評判どおりであれば、この馬の血統面の話題がさらに盛り上がることだろう。