2008年(平成20年)4月10日号

No.392

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競馬徒然草(135)

―桜花賞への期待― 

  クラシック・シーズンを迎えている。まず4月13日には阪神で桜花賞だが、混戦模様と伝えられる。もっとも混戦気味なのは、今年に限らない。過去10年の桜花賞を振り返ってみても、1番人気の馬が期待に応えて堂々と勝ったのは、僅か2回だけ。付け加えると、最近3年間は1番人気の2着が続いている。3着以下に落ちているわけではないので、配当的には大きな波乱とはいえないかもしれない。ただし、一昨年のように6番人気(キストゥヘヴン)が勝った年もあるのだから、波乱含みと受け取ってよさそうだ。
 桜花賞を前走との関連で見ると、チューリップ賞、フラワーC,フィリーズRのどれかへの出走組が好走している。そういった傾向は無視できないが、果たして無難に収まるかどうか。去年の桜花賞はダイワスカーレット(2番人気)が勝ち、ウオッカ(1番人気)が2着だったが、その前走はチューリップ賞の2着、1着で、本番では着順が入れ替わっただけだった。では、今年はどうなるだろうか。前走の成績からいえば、チューリップ賞の1着はエアパスカル、2着はトールポピー。この2頭が桜花賞でも1,2着に入れば昨年と同様のケースになるが果たしてどうだろうか。両馬とも母系にサンデーサイレンスの血が入っているから、サンデーサイレンス系の評価を改めて認識させることになりそうだだが、どんなものだろうか。ともかく新たな話題をもたらしてくれることを期待したい。

( 新倉 弘人)

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